ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」(※ゆうたの)を深堀り!

本田翼、岡山天音、宮野真守、芦名星、あの、出演のドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」に嵌ってしまった人間の勝手にドラマの心情解説(あらすじ、感想、創作、小説、ネタバレ有り)。

ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」第3話のあらすじ(心情解説)

 

 

それでは、ドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」第3話のあらすじ(心情解説)に続きます。

 

前回の第2話のあらすじは、以下です。

yutano.hatenadiary.jp

 

 この第3話は、個人的にドラマを見たままの理解で、第2話ほど勝手に心情解説したくなるところがあまりありません。

 

とりあえず、概要を見ていきましょう。

 

冒頭は、たくみが学生時代に女子に告白してフラれた回想シーンがあります。このドラマは、結構リアルを重視しているというか、女子のイメージが相当悪く作られています。

 

ここでの過去のシーンも、告白を受けた女子が、無理無理!と鼻でたくみを笑うという優しさの欠片も無いトラウマものの描かれ方をしています。

 

はっきり言って、学生時代にたくみは、いじめ?という部分で見れば、あきらかにいじめられていた子ではないかと思います。

 

ちなみに、そんなトラウマの学生時代ではありますが、意外とたくみはポジティブに生きていますし、ドラマの世界観も必要以上に暗くならず、明るく描かれていて(コメディとして捉えていて)、それ以上の妙な深刻さはありません。

 

そのおかげもあって、ドラマ自体、結構明るく見れる内容に収まっています。

 

 

<たくみがみやこの肩もみをする>

 

さて、たくみの学生時代の回想が終わると、たくみと店長の肩もみの話から、みやこへの肩もみへと進みます。

 

このシーンは、第2話の最後の手を握られる(たくみ対するみやこの手のケアの提案)からの二人の身体的な接触の新たなパターンであり、男側にとっては露骨な女性に対する興奮描写といえます。

 

ストーリーとしては、そういうこともあると思いますが、ドラマを見てるほうとしては、本田翼への肩もみの主観映像が感じられ、羨ましさこそあれ、繊細な心情を読み込む楽しさはありません。

 

個人的に2話のみやこの誕生日の一日のような、桜が散る様子に別の何かを思い浮かべて楽しむような、目で見てるシーンとは別の登場人物の心情(内面)を想像してシーンを楽しみたい人間にとっては、本田翼への肩もみで単純に興奮する以外ほとんど何も心情がないこのジャンクシーンは、芸術性を求めるなら特に無くても良いかなとさえ思ってしまいます。※急に評価が厳しい(笑)

 

ちなみにこのシーン、たくみ側の気持ちは、ナレーションベースで説明済みで、それ以上、心情を想像する楽しみがありません。

 

また、みやこ側の視点もただ肩もみという行為をやってもらいたい以外に、たくみだからして欲しかったというような、隠れた恋心や心情の変を見せるような演技があって、それを確認して想像するほど、ここに細かい演技の仕掛けがある訳でもありません。

 

このシーン、みやこ側にとっても、たくみに対する恋心的な微妙な心情を感じるようなシーンに仕上がってれば、もう少し見れたかなと思います。他のシーンが良いだけに、このシーンは、あまりにも雑な印象です。

 

ちなみにたくみと店長の肩もみシーンで、すでにコメディ要素は十分なので、たくみとみやこのシーンは、もっと細かいやりとりが欲しかった気がします。

 

 

<パンケーキミックスからの二人でお出かけの約束>

 

 

さて、そこから別の日の朝のシーンに移り、たくみとみやこのパンケーキミックスの話題になります。

 

 ここは、パンケーキを話題にしつつ、初めて二人がお店に行く約束(デート?)をすることになり、たくみの心情は、まるわかりながら、みやこの心情は、少し考える部分があり、やや心情を読み解く楽しさが残っています。

 

「いるじゃん、目の前に」

 

この部分は、たくみの女友達がいるように見える?という発言に対してのみやこの返しになります。

 

 この時点でわかることは、すでに、みやこにとってたくみの存在は、普通に友達だと思っていた。ということです。むしろ、女友達がいないたくみに対して、率先して、じゃあ自分がたくみの女友達になってあげようという優しさが感じられます。

 

これが仮に2話の前半時点(誕生日を祝ってもらってない段階)だと、やや難しいのかなと感じます。たくみからお願いされれば、友達になってくれるとは思いますが、この時点のような自然な流れで、スムーズに話が進んだかは、微妙でしょう。

 

「なんで?」等、一度は理由を聞かれたりして、話がバタバタすること請け合いでしょう。

 

っということで、ここのシーンの良さというのは、みやこが自分の優しさを持って、会話の自然な流れで、たくみに寄り添っていくという部分で、二人の心情の心地よさが感じられます。

 

 

<みやこに迷惑をかけない為、たくみがオシャレな服を買う>

 

朝にパンケーキを食べにいく約束が決まってからというもの、しばらく二人のシーンは、ありません。たくみがオシャレな洋服を選んだり、陰で一人行動してるからです。

 

この部分は、特に心情解説する楽しみが全くありません。そのまんま、見たまんま、目の前の問題にたくみが取り組んでいるだけです。

 

ただ、たくみがお願いして店長と服を買いに行った時に、みやこの親友の、”あやの”との偶然の出会いからの、あやのからの逆アプローチがあります。

 

ここですが、あやのの背景を想像すると、結構なお笑い的な面白さが隠れています。

 

ちょっとこの部分、ドラマで描かれてはいませんが、勝手に背景を想像して組み立てると、結構広がっていきます。大体こんな感じだと思います。

 

<あやの目線で、たくみとの偶然の再会後からのたくみへのアプローチを考える>

 

仕事の休憩中にデパート内をうろうろしていたあやのが、偶然たくみを見つけ、その再会に運命を感じた、その後…。

 

 

「みやこさ、前にたくみ君が働いてる職場に行ったって言ってたよね」

「うん、ちょっと欲しい物があってさ…」

「それで、たくみ君って、アニメイトだっけ?職場」

「うん、新宿の」

「…わたしもちょっと行ってみようかな」

「え、どうしたの急に? あやのも何か欲しい物とかあるの?」

「うん、まーちょっとね、欲しい物っていうか、…でもそれがお店に売ってるかどうかまだわからないけど」

「じゃあ、行ってたくみ君に聞いてみれば、たぶんいろいろ教えてくれると思うよ」

「そう?、じゃあ、たくみ君に直接聞いてみよっかな」

「そうしなよ、でもあやのがいきなり行ったら、たくみ君もかなりビックリすると思うけど」

「…あ、そういえば、前に会った時もビックリしてたっけ…」

「え?あやの、あれから、たくみ君と会ったの?」

「うん、偶然ね」

「どこで?」

「うちのデパート」

「へえ~、たくみ君が、あやのが働いてるデパートにね、そこで何してたの?」

「なんか友達と一緒に洋服買いに来てたみたいだよ」

「ふ~ん…、そうなんだ、…それで、あやのは、たくみ君のお店で何探してるの?」

「えっ?、それは、ちょっと、みやこには、秘密…」

「秘密?何わたしに知られちゃまずいような物?」

「うん、まあ、ちょっと…ね」

「何よそれ?、ちょっと隠さないで教えてよ」

「じゃあ手に入ったら教えるね、みやこ、たぶん知ったらすごいビックリすると思うよ」

「え、それって何かな、わたしがビックリするような物ってことは、わたしに関係あるもの?」

「うん、そうかな、かなり近いかも…」

「近い、何だろう?あたしに関係するものでしょ…で、たくみ君のお店にありそうなもの…、あ~やばい全然わかんない」

「みやこ、だから手に入ったら教えるよ」

「うん、わかった、じゃあ待ってる。でも私すごい知りたいから、あやのなるべく早く手に入れてよね」

「うん、みやこ、任せて!」

 

-----

 

アニメイトって、はじめて来た。何ここすご~い。

 

たくみ君って、こんなところで働いてるんだ。なんか楽しそう。

 

今日、シフト入ってるってみやこ言ってたけど、たくみ君、どこにいるのかな。

 

あ、いたいた。

 

「たっくみ君~!」

 

お店で働くたくみ君。やっぱかわいいな。今日は、お店のエプロンつけちゃって、それもまたかわいい~。今日もなんかおどおどしてるし。

 

みやこが言うには、たくみ君、あまり女の子に免疫ないって言うけど。でもそうは言っても中身は、男の子だからね。部屋にナースのアレもあったの私見ちゃったし。ふふっ。ただ表に出さないだけで、本当は女の子にすごい興味あるんでしょ。

 

みやこも一緒に住んでるのに、男のそういう部分にはすごい鈍感なんだよね。

 

「え、パウさんが、一緒に住んでる私に対して、…そういう風に見てるか考えないのか?って、…いや、ないないないない。絶対ないって。あやのそれはないよ、だって実際に顔見たのは最近だけど、ゲームで知り合ってから、もう一年以上の付き合いだよ、今更、顔見たからってそんな風に私のこと見ないでしょ、あやのはさ、そういうこと変に気にし過ぎだって…」

 

みやこは興味なくても、たくみ君はわからないよ。

 

それは私だって同じだよ。男と女はどうなるかわからない。

 

私とたくみ君だってどうなるか。ふふふっ。

 

とりあえず、たくみ君、仕事が6時までみたいだから、それまで少し時間潰してこようっと。たくみ君と食事か~、どんな感じになるか全然想像できないけど、でも今からすごい楽しみ~。

 

----

 

 

 「やっほ~お疲れさま~」

 

ビックリしちゃってたくみ君、またかわいい。わたしが仕事が終わるまで待ってるって誘い、冗談だと思ってたって、面白~い。私ってたくみ君には、そんな風に見えてるんだ。なんか不思議~。

 

とりあえず、たくみ君と二人きりになれるお店に行こ。話はそれからだね。

 

 

 ----

 

パウさん、今日早番だって行ってたのに、随分帰り遅いけど、何してるのかな。帰ったら一緒にクエストやろうと思って、他の人と入らずに待ってるんだけど。

 

♪~

 

 

あ、メッセージ。

 

なんだろ。

 

 

「パウちゃん気になってる女の子誘えたかな。」

 

 

 

え、パウさん気になってる女の子いたの。

 

やっぱり最近オシャレするようになってたのって、やっぱりそういうことか。

 

私の勘って意外と鋭いかも。

 

「その後、続報ないねえ」

「断られてたらと思うと、直接聞きにくいよね」

「ゴローさんどうなったか知らない?」

 

どうなった?って、わたし何も聞いてないけど。

 

「あれ?そうなの」

「いつも顔合わせてるからそういう相談するのは恥ずかしいのかもね」

 

相談?

 

他のメンバーには、そのこと相談してたの。パウさん。

 

なんで? 

 

わたしがいるのに。

 

 わたしに相談してくれればいいのに。

 

 

 ------

 

 たくみ君の話面白い~。

 

アニメとかゲームとか、なんか私には異世界って感じだけど。

 

 今までお付き合いしたことないタイプだからすごい新鮮。

 

たくみ君って、普段そういうこと考えてたんだ。

 

自分のことより、私の話が聞きたいだって。そんなこと言われたの初めて。

 

今まで付き合ってた男は、自分のことすごいしゃべりたがるんだけど…。

 

私は、そんなたくみ君のこともっと知りたいな。

 

場所変えよっか。

 

たくみ君。

 

あ、そうだ、たくみ君とホテル行く前に、みやこにメールしとこ。

 

 

「みやこ、今日手に入りそうかも」

 

---------

 

 え~ちょっと、たくみ君待ってよ~

 

一回だけ、ホント一回だけでいいから、

 

 ちょっと、ここまで期待させといて、急に帰るとかありえなくない?

 

とりあえず一回、一回だけすれば、相性がわかるから、ね。

 

それだけ確認させてくれれば、後はたくみ君の好きにしていいからさ。

 

ね~、そんなに嫌がらなくても。

 

ちょっと行こうよ~

 

わかった、私何もしないからさ、部屋にだけ入ろう。ね。

 

外は寒いじゃん。

 

たくみ君が好きな部屋でいいから。

 

ね。行こ、行こ。

 

そんなに嫌がんないでさ~。

 

 

あ、やばい、彼氏から電話。

 

こんなときに。

 

あ~、待ってよ、たくみ君~。

 

------

 

 以上がドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」の第3話のあらすじ(心情解説)になります。

 

一応、最後は、ドラマ本編をなぞっていきましたが、この友人のあやの目線の話というのも、ドラマで深く描かれこそしていませんが、そんなやりとり(たくみの職場を訪れる前提の話)がみやことあっても全く不思議ではないです。

 

みやこというのは、意外とその辺、鈍感で、知らないところで、あやのを焚きつけてる可能性があります。

 

この3話時点のみやこにとっての、たくみの存在というのは、ゲーム好きの男友達の一人位の感じだろうと推測できます。

 

たくみに気になる子の存在があったのを知っても、自分の他に気になる子がいたから嫌だという感じではなく、単純になんで自分にそのことを相談してくれなかったことに対する、信用されてないイライラの方が強く出ています。

 

 若い男女がルームシェアをしてるということに対しては、みやこの親友の”あやの”や、みやこの職場の同僚の方がいう、「それ同棲じゃん」というような率直な意見、感覚の方が普通(一般的)といえます。

 

あやのが彼女がいないたくみに積極的にアプローチするのも、新しく知り合った男が、たまたま”たくみ”みたいなタイプだっただけと考えれば、意外と普通かもしれません。

 

みやこがまるでそういう気持ちをほぼ持たずに一緒に暮らしつつ、たくみと日々接していることの方が、逆に考え無さ過ぎのような気もしてきます。

 

ちなみにこの第3話ですが、本来は、たくみとみやこのパンケーキデートの後、河川敷の遊歩道を歩きながら話す会話の心情解説を少しやろうかと思ってましたが、見たまま以上特に新しい情報はないので割愛しました。

 

またお店でのデートシーンもありますが、本田翼と岡山天音のフリー演技(アドリブ)に任せてる部分あり、あんまり細かい心情を読み解く面白さはありません。

 

個人的に、このドラマは、突き詰めるとやはり、みやことたくみというナイスな設定の人間関係が見たいのであって、本田翼と岡山天音という俳優の普段の感じ(アドリブ)が見たい訳ではありません。そこは別の人なんで。

 

どうしてもしっかり演技を細かく作りこんでるシーンと、その場の雰囲気に任せた意外と自由なアドリブ(演技)に任せた部分の違いが、シーンにわかりやすく出ていて、何度も繰り返し見てる人間にとっては。その演技の差みたいなのが、どうしても気になってしまいます。

 

この部分全然、たくみとみやこじゃないじゃん、本田翼と岡山天音じゃんっていう感じで。

 

さて、次は、第4話になりますが、個人的にこの4話は、第3話で広げた風呂敷がいろいろと回収される回で見どころというか心情解説したい部分が結構あります。

 

っという訳で、また第4話に続きます。